今日は私を含めたメンバー4名+サポート会員1名の5名で、雁坂先生作のエチュード【メガロラビリンス〜言語表現と身体表現の一致を考える〜】をテキストとして稽古しました。
このエチュード、サブタイトルにもあるように役者の言語表現と身体表現の訓練のために先生が書かれたものだそうです。
動作においては舞台上の俳優にとって基本中の基本である歩くという動きの訓練、言語においては台詞のリズムをどうつかみ表現するかの訓練、リズミカルにテンポよく、間をあけず速くしゃべることを要求されますが、もちろん内容をきちんと理解し、また観ている人にも理解してもらうようしゃべらねばなりません。
実は20名近くの役があるこのエチュード、今回は無理やり5名で役を割り振りました。そのためか、はたまた未熟なゆえか、自分がどの役の台詞を言うかにとらわれてしまい、読み稽古にも関わらずリズムなどとは無縁な私たち…。もっと遊んで、と先生は仰いますが遊ぶ余裕もまだまだ無い状態。難しいですね。

さて、先生がエチュードを書くときには常に今という時代にやる意味、アクチュアリティ=今日性を意識されているのだとか。
背後に社会性があり、劇的なるものを盛り込むようにしているとのこと。あり得ないことだとしても、必ずあるだろう対立と葛藤が中心になる作品づくりを目指していらしていて、<生と死><戦争と平和><愛と友情>、この3つのどこかに意識が流れ込んだ時に作品が書けるとおっしゃっていました。
本公演の演目がほぼ決まり、その作品に私達メンバーが取り組むための前段階として、このエチュードと前回やったブレヒトの【イエスマンノーマン】を並行しながらしばらくは稽古していくことになりそうです。
今回のエチュードは以前稽古したエチュード【海に揺れる月】にも出てきたクラゲが重要なモチーフとなって出てきます。エチゼンクラゲの動きを研究せねば!いつかダイビング中に海の中でエチゼンクラゲに出会う日もあるのでしょうか。
久しぶりに5分以上身体を動かして2日間筋肉痛だったヤマイクでした。
posted by みなとミュージカルカンパニー ブログメンバー at 12:54|
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